使いやすい「リビングまわり収納」を作る方法

使いやすいリビングまわり収納を意識した、家具と小物が整ったナチュラルなリビング空間 一人暮らしの生活アイデア

リビングは、家の中でも一番長く過ごすことが多い場所ですよね。テレビを見たり、くつろいだり、ちょっとした作業をしたりと、いろいろなシーンが集まる空間だからこそ、どうしても物が増えやすくなります。

「片付けてもすぐ散らかってしまう」「収納を増やしたのに、なんだかごちゃごちゃして見える…」と感じている方も多いのではないでしょうか。実はその悩みは、収納の量よりも“置き方”と“仕組み”を見直すことで、ぐっとラクになることが多いんです。

この記事では、初心者の方でも今日から実践できるリビングまわりの収納アイデアを、ステップを追ってやさしく解説していきます。特別なテクニックや高価な収納グッズがなくても大丈夫。今ある家具やスペースを活かしながら、無理なく続けられる「使いやすい収納づくり」のコツをまとめました。

読み終わるころには、「ちょっとこの棚から見直してみようかな」「まずはテーブルまわりだけ整えてみよう」と、気軽に一歩を踏み出せるはずです。ぜひ、できそうなところから少しずつ取り入れてみてくださいね。

リビング収納を快適にするための基本ポイント

リビング収納の基本ポイントを意識した、動線と定位置が整った落ち着いたリビング空間

まずは「よく使う物」を中心に収納を見直す

リビング収納を整えるときに、いきなり全部を整理しようとすると、とても大変に感じてしまいます。最初の一歩としておすすめなのは、「よく使う物」だけに絞って見直すことです。

例えば、リモコン、スマホ、充電ケーブル、テレビ前で読む雑誌や本、ハンドクリームやリップなど。思い出の品や季節ものよりも、「毎日手に取っている物は何か?」を意識して、リストアップしてみましょう。

よく使う物が遠い場所にあったり、ほかの物に紛れていると、出しっぱなしになりやすくなります。なのでまずは、「よく使う物ほど、手の届きやすいところにまとめる」だけでもOKです。小さなトレーや浅い箱をひとつ用意して、そこを“よく使う物の定位置”にしてあげると、それだけで散らかりにくさが全然違ってきます。

最初から完璧に区分けしようとしなくても大丈夫です。「このトレーに入っていればOK」くらいのゆるいルールから始めると、片付けが苦手な方でも続けやすくなります。

動線を意識した配置で片付けやすさを高める

次に意識したいのが、リビングでの「動線(どうせん)」です。ソファに座る、テーブルに向かう、テレビの前を通る…など、日常の動きをイメージしてみると、「よく通る場所」と「あまり使わないスペース」が見えてきます。

例えば、ソファでよく本を読むなら、そのすぐ横や足元付近に本やブランケットの置き場所があると、とてもラクです。逆に、使う場所から遠い棚にしまっていると、出し入れが面倒になり、そのままテーブルの上に置きっぱなし…という状態になりがちです。

ポイントは、「使う場所の近くに収納をつくる」ということ。テーブルで作業するなら、ペンやメモ帳はテーブルそばのワゴンに。ソファでリラックスするなら、リモコンやティッシュはソファ横の小さな台に。こうして動線と収納場所がそろうと、「自然と戻したくなる位置」に変わっていきます。

結果として、片付けにかかる手間が減り、「ついその辺に置いちゃう」が少しずつ減っていきます。動線に合った収納は、無理をしない片付けを助ける、心強い味方です。

置き場所を固定することで探し物を防ぐ

リビングでよく起きるプチストレスが、「あれ、どこに置いたっけ?」という探し物問題です。リモコンやスマホ、イヤホンなど、毎日使うのに行方不明になりがちな物は、置き場所がはっきり決まっていないことが多いです。

そこでおすすめなのが、「ここに戻せばOK」という定位置を決めてしまうこと。小さなトレーやボックスをひとつ用意して、「リモコンはここ」「充電ケーブルはここ」とゆるくルールを決めます。家族がいる場合は、その場所を一緒に共有しておくと、誰でも迷わず片付けられます。

ラベルを貼るのもひとつの方法です。あえて大きな文字にせず、さりげなく分かる程度のラベルにすると、インテリアの雰囲気も損ねません。「置き場所が決まっている」=「探す手間が減る」ことにつながり、毎日のプチストレスもぐっと少なくなります。

最初は少し意識が必要ですが、「ここに戻す」と決めてしまうと、だんだんと習慣になり、自然と散らかりにくいリビングに変わっていきます。

リビングで使いやすい収納アイデア

テーブルまわりをスッキリ保つ小物収納の工夫

リビングの中でも、テーブルまわりは物が集まりやすい場所です。飲み物、リモコン、文房具、メモ用紙、つい置いたアクセサリー…。気づくとテーブルの上がいっぱいになって、「片付けたはずなのに散らかって見える」という状態になりがちです。

ここで役立つのが、「一時置きトレー」を用意すること。テーブルの端に小さなトレーをひとつ置き、「よく使う小物はここにまとめる」と決めるだけで、見た目の印象がかなり変わります。鍵やイヤホンなどの散らかりやすい物も、トレーの中に入っていれば“整って見える”のがポイントです。

また、テーブルでメイクや作業をすることが多い方は、メイク道具やペン類を小さなボックスにひとまとめにしておくと便利です。使うときだけテーブルに持ってきて、終わったらそのまま元の収納場所に戻すだけでOK。「丸ごと移動できる収納」を意識すると、テーブルの上に物が溜まりにくくなります。

テーブル下のスペースが使える場合は、薄型ボックスや小さなワゴンを置いて、雑誌やブランケットをしまうのもおすすめです。視界から外れる位置に置くことで、生活感を抑えつつ、必要なときにはすぐ取り出せる、使いやすいテーブルまわりになります。

リモコン・文房具・雑誌をまとめる見せる/隠す収納術

リモコンや文房具、雑誌は、どうしても生活感が出やすいアイテムです。そのままテーブルの上やテレビボードに置いておくと、視線が散ってゴチャっとした印象になりがちです。

そこでポイントになるのが、「見せる収納」と「隠す収納」のメリハリをつけること。例えば、リモコンは仕切りのついたスタンドに立てて収納すると、取りやすく戻しやすい上に、見た目も整います。シンプルな色味のスタンドなら、インテリアにも馴染みやすく、置いておくだけで“整理されている印象”になります。

一方で、あまり見せたくない細かい物や書類は、フタ付きボックスにまとめてしまうのがおすすめです。パッと見ただけでは中身が分からないので、物が多くてもすっきり見せることができます。ボックスの色や素材を家具に合わせれば、より統一感が出て落ち着いた雰囲気になります。

雑誌や本は、お気に入りのものだけを数冊選んで、表紙が見えるように立て掛けると、おしゃれな「見せる収納」に早変わりします。反対に、「読み終わったけど一応取っておきたい」ものは、ファイルボックスなどにまとめて“隠す”ゾーンへ。こうした見せる/隠すのバランスを意識することで、リビング全体の印象がぐっと洗練されます。

ワゴン・ボックスを活用した“移動できる収納”

最近人気なのが、キャスター付きのワゴンやボックスを使った「移動できる収納」です。必要な場所へサッと移動できるので、リビングで作業することが多い方には特にぴったりのアイテムです。

例えば、リモートワークや勉強をリビングでしている場合、ノートPC・充電器・ペン・ノートなどをワゴンにまとめておけば、仕事をしたいときにワゴンごとテーブル横に移動するだけで準備完了。終わったらそのままワゴンを定位置に戻せば、テーブルの上がすぐに片付きます。

また、子どものおもちゃや手芸道具など、細かい物が多い趣味のアイテムにも、移動式収納はとても便利です。上段・中段・下段で用途ごとに分けておけば、そのまま分類収納にもなりますし、「今日はここだけ使う」といった使い方もしやすくなります。

掃除のときにサッと動かせるのも大きなメリットです。使う場所に合わせて動かせる収納がひとつあるだけで、リビングの使い心地がぐっと良くなります。

テレビボード・棚まわりを使いこなす方法

配線をすっきり見せるレイアウトのコツ

テレビボードまわりで気になりがちなのが、配線のごちゃつきです。コードがたくさん見えていると、それだけで部屋全体が落ち着かない印象になってしまいます。

まずは、コードの通り道を決めてあげることから始めてみましょう。テレビボードの裏側や脚の部分に、コードをまとめて隠せそうなスペースがないか確認します。余裕があれば、ケーブルボックスを使ってコンセントまわりを隠すと、見た目が一気にすっきりします。

電源タップや充電器など、「見せたくない物」はなるべくボードの陰になる位置へ。コードの色味を家具に合わせて揃えたり、目立ちにくい方向へ流したりするだけでも印象が変わります。少しの工夫で、“なんとなく雑然として見える”原因を減らすことができます。

また、テレビボードを壁にぴったりつけすぎず、少しだけ隙間を作ることで、配線をすっきり逃がしやすくなります。小さな工夫の積み重ねが、居心地の良いリビングづくりにつながっていきます。

棚の「空間配分」で生活感を減らすテクニック

収納棚やオープンラックは、物をたくさん置ける反面、詰め込みすぎると生活感が出やすいエリアでもあります。ポイントは、「物を置くスペース」と「余白」のバランスを意識することです。

目安としては、棚の6〜7割に物を置き、残りを余白として残しておくイメージです。全部のスペースを埋めてしまうと圧迫感が出てしまうので、あえて空きを作ることで、視線の逃げ場が生まれ、スッキリとした印象になります。

また、目線の高さの棚には、お気に入りの雑貨や写真、アートブックなど「見せたい物」を。逆に、使用頻度は高いけれど見せたくないアイテムは、同じデザインのボックスにまとめて下段へ。これだけで、棚全体の印象がぐっと整います。

色や高さのバランスも意識してみましょう。背の高い物と低い物を交互に置いたり、色味をそろえたりするだけでも、おしゃれな雰囲気になります。「三角形になるように配置する」と考えると、初心者さんでもバランスが取りやすくなりますよ。

“魅せるアイテム”と“控えめアイテム”のバランスを取る

棚の上には、思い出の品やインテリア雑貨、実用的なボックスなど、いろいろな物が並びます。ここで意識したいのが、“魅せるアイテム”と“控えめアイテム”のバランスです。

まず、棚の中で主役にしたいアイテムをいくつか選びます。例えば、お気に入りのオブジェや写真立て、小さめの観葉植物など。それらを「見せ場」として配置し、その周りをシンプルなボックスや本で囲むようにすると、自然と目線がまとまり、スッキリとした印象になります。

反対に、日常的に使うけれどあまり目立たせたくない物は、色や形がそろったボックスにまとめて“控えめポジション”へ。こうすることで、棚全体がゴチャつかずに、落ち着いた雰囲気をキープできます。

季節に合わせて飾るアイテムを少し入れ替えると、気分転換にもなります。「飾りすぎないこと」も、すっきり見せるための大切なコツです。

家族・来客と共有しやすい収納の整え方

一目でわかるラベリングと置き場所の工夫

リビングは、家族全員が使う共有スペースです。だからこそ、「誰が見ても分かりやすい収納」がとても大切になります。「自分は分かるけれど、家族が片付けられない」という場合、多くは“場所のルールが共有されていない”だけだったりします。

そこでおすすめなのが、ボックスや引き出しにラベルをつけることです。「文房具」「充電ケーブル」「リモコン」など、ざっくりとした名前で構いません。シンプルなデザインのラベルを選べば、インテリアになじみつつ、分かりやすさもアップします。

ラベルは大きく目立たせなくても大丈夫です。近づいたときに読める程度のさりげないサイズにすると、生活感を抑えつつ、きちんと役目を果たしてくれます。置き場所のルールを“見える形”にしておくことで、家族や来客も自然と片付けやすくなります。

共有したい物と個人用の物を分ける配置づくり

リビングに物が集まりすぎてしまう原因のひとつが、共有物と個人の物が混ざっていることです。共有の文房具やリモコン、家族それぞれの本や小物などが同じ場所に置かれていると、「誰の物か分からない」状態になりやすくなります。

そこで意識したいのが、「共有ゾーン」と「個人ゾーン」を分けることです。共有物は、リビングの中央付近やよく通る場所に、個人の物はボックスやカゴを使ってそれぞれのスペースを作るイメージです。

名前を書かなくても、ボックスの色や柄を人ごとに変えるだけで、「これは自分の物」とすぐ分かります。見た目も楽しくなりますし、自分の物は自分で管理しやすい環境が整います。結果的に、「なんとなく置きっぱなし」が減っていきます。

散らかりやすい物を“戻しやすい位置”に置く考え方

散らかりやすい物には、共通点があります。それは、「よく使う物」であること。そして、多くの場合「しまう場所が遠い・面倒」と感じていることです。

そこで大切なのは、「取り出しやすさ」と同じくらい「戻しやすさ」を意識すること。例えば、よく使う充電ケーブルは、引き出しの奥ではなくテーブルそばの小さなケースに。頻繁に読む本は本棚の最上段ではなく、ソファ横のラックに。

「よく使う物ほど、最短距離で戻せる場所に置く」と決めると、それだけで散らかりにくさが変わってきます。また、「手前には使用頻度の高い物、奥には使用頻度の低い物」というルールを軽く意識するだけでも、片付けがぐっとラクになります。

暮らしの中で、自分がどんな動きをしているかを観察してみると、「ここに置いたほうが便利かも」という気づきがきっと出てきます。その気づきを少しずつ取り入れていくことで、無理のない収納に近づいていきます。

まとめ:使いやすい収納は習慣づけでさらに進化する

リビングの収納は、一度に完璧を目指さなくても大丈夫です。この記事でご紹介したように、「よく使う物から見直す」「動線に合わせて配置を変える」「戻しやすい定位置をつくる」といった小さな工夫を積み重ねていくだけで、少しずつ暮らしやすさが変わっていきます。

テーブルまわりに一時置きトレーを置いてみたり、リモコンや文房具を仕切り付きボックスにまとめてみたり、テレビボードの配線を少し整えてみたり…。どれも、今日からできる小さな一歩です。そうした一歩が積み重なることで、「なんだか散らかって見える」というモヤモヤが少しずつ減っていきます。

また、ラベリングや共有ゾーン・個人ゾーンの工夫を取り入れることで、家族や来客とも使いやすいリビングに近づきます。収納は一度作って終わりではなく、暮らしに合わせて育てていくものです。季節やライフスタイルの変化に合わせて、時々見直してあげると、さらに心地よい空間になっていきます。

「ここだけでもやってみようかな」と思える小さなところからで大丈夫です。あなたの暮らしに合った、無理のないリビング収納を、楽しみながら作ってみてくださいね。

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